<外交が力だ>(3)ソフト外交専門家を育てよう…ワシントンを動かす公共外交予算…韓日間で差(下)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.14 10:43
外交官採用体系も日本は徹底的に二元化されている。約10人は国家1種試験(法律職)で選抜し、外務省本部で勤務する。局長級になると外交戦略の絵を描く全方位型の外交官に成長する。これとは別に地域専門家を80人ほど選抜し、中東・南米・東南アジアなどの公館で勤務する。
一方、韓国は外交官を一括任用し、本部勤務→研修→在外公館勤務など循環勤務させる。ほぼ2、3年単位で本部と公館勤務を繰り返す。2013年からは外交官試験を廃止し、国立外交院から外交官候補生を選抜して教育させたが、特に大きく変わらない。ある外交専門家は「各国の文化と言語には堪能だが、外交官試験と似た公職適格性評価(PSAT)の関門を越えられないケースが多い。地域専門家を育てようという趣旨が色あせている」と述べた。日本外務省で韓国業務を担当する小野啓一北東アジア課長は5年間、同じ役割を担当している。韓日関係が悪化する中、担当者を交代しなかった。しかし韓国外交部で日本業務を担当する北東アジア1課長は1年-1年半の周期で交代してきた。